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ポンプ豆知識・実践編 粘度の高い液体の移送  

「ローラーポンプはどのくらいの粘度のものまで送液できる?」

今回は身近な2種類の液体で実験を行ってみました。
 ①水ととんかつソースの比較
 ②マヨネーズでのテスト(受皿やチューブ径を工夫)

 

①水ととんかつソースの比較
 いずれも同じポンプ(RP-NB-RI)・チューブ(高強度シリコーン6×10mm)でテストを行いました。
 とんかつソースは2.0Pa・s以上の粘度のソースと定められているので、
 測定はしていませんが2.0Pa・s程度と思われます。
 重さで見ると大差がなく驚きましたが、比重を考慮するとやはり流量は落ちることがわかりました。
 (比重を水:とんかつソース=1:1.13として流量換算いたしました)  

 


②マヨネーズでのテスト


 ◎チューブ受皿(チューブをローラーに押し付ける部品)の形状を変えてみました!◎
  今回使用したRP-NBには、実は2種類のチューブ受皿があります。
  (流量Noによって決まっています)
  深皿…6本あるローラーの3本が当たる→安定してしごくことが可能。
  浅皿…rが大きいため太いチューブを使用できるが当たっているローラーは1-2本。
  今回は①よりも細い、内径×外径が3×5mmのチューブで実験しました。     

 

 マヨネーズは粘度が高いためある程度以上は回転数を上げても流量は増えませんが、
 受皿によってその「ある程度」の値に差が出ることがわかりました。
 移送できた量にも差が出ていますが、水やとんかつソースと比較すると微々たる違いかもしれません…。
  ただし、受皿の形状については我々メーカー側が工夫する部分になりそうですね。


◎吸入チューブ径を変えてみました!◎

 上記の3×5mmのチューブの吸入側を(異型継手で)10×16mmにしてみました。    

 下の2本のグラフが先程深皿・浅皿のテスト結果です。
 そして上の濃い青のグラフが吸入径を太くしたものです。
 これでも水などには程遠いですが、細いときと比べると差は歴然です。
 これは効果がある対策といえそうです。

今回のまとめ
★とんかつソースくらいの粘度は送液できるが流量は多少落ちる
★チューブ受皿の形状やローラーの当たり方・本数でも流量が変わる
★粘度が高い液体では太いチューブで吸入してみる!
 (マヨネーズはやはり粘度が高かった…!)

今回の実験は1回しか実施しておらず、夏なので実験しているうちに温まって粘度が下がっていたり、微妙な調整や環境の誤差が影響している可能性があるため、流量等を保証できるものではありませんので、その点はご了承いただけましたら幸いです。

この他に「これを実験してほしい」等のリクエストも大歓迎です。

では、今回の実験は以上とさせていただきます。
ここまで読んでいただきありがとうございました!♪  

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